認知症ママとケアマネ娘の介護離職日記

ヘルパー・ケアマネ・訪問調査員の仕事を経験し、現在は2回目の2拠点(実家と自宅)生活中。特養の母、同居中の父との生活をつづります。 当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

特養パーテーション越しの面会👵

こんにちは。

24日(土)から今日26日(月)まで、大阪の自宅へ帰っていました。

「特養」の面会が「リモート」から、「パーテーション越し」に変更になったので、土曜日に予約を入れ、母と面会してきました😊

 

🍀🍀🍀

 

アルバムを持参

前回、「リモート」での面会では、モモが誰か理解できず、不安感を与えてしまったので、今回はアルバムを持参しました。

面会は1階の地域交流ルームで行われ、部屋の端の方に「パーテーション」が置かれたテーブルが準備されていました。

ケアマネさんと一緒に現れた母は、やはり初めは不安そうな表情でした…。

 

家族写真

👩「お母さん、モモやで。わかる?」

👵「…。」

👩「今日は写真持ってきたよ。ほら、これがお母さんよ」

👵「でも、でも、あなたが…うふふ…」

👩「これがお父さんで、お父さんってあなたのダンナさんよ」

👵「おもしろいねぇ」

👩「「おもしろいの?」

👵「へぇ~こんなんがあるんやねぇ」

 

母の写真

👵「わぁ、きれいねぇ」

👩「これがお母さん、あなたですよ。京都の金閣寺に行った時よ」

(マスクはすでに外されています。施設の方々、ごめんなさい)

👵「えーっと、今…じゃなくて?」

👩「う~ん、2005年だからもう20年ぐらい前やねぇ」

👵「わぁ…」

👩「そら、忘れるわなぁ💦」

 

お正月と初代もも🐶の写真

👩「それはお正月。毎年、お母さんがおせち料理…お料理作ってたの覚えてる?」

👵「いや、覚えてない」

 

👩「そんなこともあったかしら?って感じやね…💦」

👵「あはは…」

👩「ほら、これはももちゃん🐶」

👵「どれ?どなた?」

👩「どなたって…。お母さんの家にいた犬ですよ」

👵「あ、そう?うちの?あらま、かわいそうに忘れてるわ…」

 

リビングでの集合写真

👵「この感じね…」

👩「あ~、この部屋の感じ、思い出す?」

だんだん笑顔になってきました。

👵「あーもう、あなた見たらわかったわ」

👩「もうわかった?ほんまかいな💦」

 

👩「この人を思い出してくださいよ」

👵「ここですか?」

👩「このおじさん誰?おじいちゃん。この人👴」

👵「この方?」

👩「このカタ…Tさん(父の名前)👴やで」

👵「ごちそう食べてはるわ…」

父の名前に「反応なし」でした😭

 

自分の名前

👩「お母さん、名前は覚えてる?自分の名前、忘れた?」

👵「ほったらかしてるからねぇ…」

👩「あなたはT子さん(母の名前)ですよ」

「反応なし」でスルーでした😭

 

母の記憶

👵「楽しいわ。今、ここへ来た時ね、何も思わないで、いつもの人やなとか思って、入ってきたけど」

👩「いつもの職員さんやなぁ、と思ったのね」

👵「それでも何かが…あるわけね」

と母は言い、胸を触る動作をしました。「何か」を感じたのだと思います。

 

👵「私はポーッとしてるけどね…」

(「ポーッとしている」のジェスチャー)

 

👵「ありがとうございました(なぜか敬語😅)  悪いことしたら、すぐに飛んで来てもらいますから…」

👩「そうよ~。お母さんが、よその人のおやつ食べたら、私が呼び出されるのよ~」

👵「あはは…こんなこともあるんやねぇ」

👵「今、お話してたらね、あなたのお顔がね、いつか見た人がいつもいる…わはは…」

👩「いつか見た人がいつもいる…」

👵「変な言い方やけど…うふふ」

 

 

👩「この人知ってるわ…って、思い出してきたん?」

👵「うん、思い出してきた…」

👵「私ら、今、あの、今…」

👩「あぁ、今、お友達がたくさん、いはるからねぇ」

👵「そのへんのとこは、何とも思わんと通ってるけど、何かそれでも、『何か見たことある人』…とかいうことが他の人でもあるんよ…」

 

🍀🍀🍀

 

母は「単語」も忘れていっているので、言葉が出にくく、会話も成り立ちにくくなっています。

けれど、たぶん、母の人生の中で「出会った人達」の記憶が残っていて、

施設の中のいろいろな人に、「面影」を感じるのだと思います。

モモも娘として認識されているかは微妙ですが、「知ってる人」とは感じてもらえたようです😊

 

プライバシーポリシー お問い合わせ