こんばんは。
前回は新しい「特養」で、すでに職員の退職が始まっていることと、その背景について書きましたが、今回はズバリ「給与」について書きたいと思います。
退職するベテラン職員さん達は、「仕事内容が大変なのに給与が安すぎる…」と話していました。
アーモンドタルトの底の部分を、フォークで切るのがむずかしかった💦ミルフィーユを食べる時とかも、むずかしくないですか?
🍀🍀🍀
モモは今回、高齢父👴と同居しながらの勤務となるので、週4日の非常勤介護職としての雇用となっています。
夜勤なし、9:00~17:00のパートさんです😅
常勤の方には迷惑だろうな…と思っていましたが、今は「夜勤専門の方もいるし、いろんな働き方の人がいてもいい」と思えるようになってきました。
給与については求人情報にも記載されていたし、面接時にも簡単な説明がありました。
けれど介護職の給与は、人によって違うので分かりにくいのです。資格や経験、処遇改善手当など…。
「アラ還」で初めての特養勤務、父👴の健康状態により欠勤・短期間で退職の可能性もあるため、正直、給与にあまりこだわりはありませんでした。
2月のオープン前研修の期間中に、例の施設長から1人ずつ対面で雇用契約書が渡される時間があり、モモも面談室へ…。
👨「こちらが雇用契約書になります。勤務日と時間は○○で、給与については少ないのですがこうなります…」
👩「はい」
👨「見てもらってこれで良ければ、こちらに住所・氏名と押印をお願いします」
👩「はい」
内容を確認していると…
👨「モモさんはお父様の介護で実家におられるのでしたね。大変ですね」
👩「いえいえ、まぁ年齢の割に元気にしているので…」
👨「実はうちの母親も正月に倒れて…あーでこーで…なんやらかんやら…」
👩「それは大変ですね…💧(全然読まれへんやん!なんで私が施設長の悩み相談を聞かなあかんねん💢)」
👨「あ、ではこれで良ければサインを…」
👩「はい…」
(全然読まれへんかったやん!帰ってからゆっくり読み直そう…)と思ってサインをしたのですが、後でこれは質問されないようにするためのワナだったのかな?と思いました。
それは…
時間給が900円⁉️になっています。兵庫県の2025年の最低賃金は1,052円で、それでも大阪府の1,114円より低くなっています。え⁉️今どき900円って何⁉️
そして処遇手当(基本)220円/時・処遇手当(入浴)100円/時・通勤手当40円/日となっています。
処遇手当というのは「処遇改善手当」の事だと思いますが、モモは大きな疑問を感じたので調べてみました。
まず、「処遇改善手当」とは介護職員の「賃金改善」と「雇用の安定化」を目的に設けられた制度です。
介護の職場は低賃金で、人手不足が深刻な社会問題なっていることは、みなさまご存知だと思います👴👵
それを改善するための制度で、介護サービスの利用料に「加算」として、上乗せして請求されています。
そこから得られた収入は、全て「職員の手当」に還元する仕組みになっています。その他の事への使用は禁止です。
で、モモが疑問に感じたこととは…
「最低賃金に満たない基本給(時間給)に、処遇改善加算を充てることで、最低賃金を満たすことは問題ないのか?」
という他の方も書かれていた疑問です。
そしてそれに対する厚生労働省の回答は…
「最低賃金を処遇改善加算で満たすことは可能だが、趣旨からすると望ましくない」
なんとも曖昧な回答でした💧曖昧だから悪用されています。「望ましくないけど、いいんだよね…」という風に😒💢
🍀🍀🍀
厚生労働省の回答というのは、こういうページになりますが、たぶんこれかな?
介護の職場はいつも、こんな分かりにくい厚労省や役所の「Q&A」から、答えを探さないといけないのです😭
たぶん答えはこれかな?
「望ましい」とか…やはり曖昧ですよね💧
まぁ、最低賃金を満たした賃金に処遇改善手当をプラスしている「特養」は、職員を大切に育てる「特養」で、
今どき900円という時間給に処遇改善手当をプラスして、普通の時間給のように見せている「特養」は、職員を使い捨てのコマとして扱う「特養」なのだと感じます。
明日は施設長に直談判した話を書こうと思っています。