こんばんは。
今週は勤務を始めた「特別養護老人ホーム」のこと、「介護職員不足」の現実と原因について、勤務してみて気づいたことを書いていく予定です。
介護家族の方で施設探し中の方にとって、不安になるような内容かもしれませんが、施設により違いがあり、良い施設もたくさんあります(たぶん…💦)ので安心してください。
また、批判をするために書いているのではなく、書くことで現実の問題点を客観的に理解し、少しでも改善できれば…と思っています。
🍀🍀🍀
「特養」への入職が決定した後、提出書類一式について説明がありました。提出書類の中に「健康診断個人票」と「腰痛検査の診断書」がありました。
まず不思議に思ったのは、この会社の「グループ」には「医療法人」もあり、病院経営もしているけれど、健康診断は各自病院で受けてくるということでした。もちろん費用も自己負担です💧
今までは指定病院で健康診断を受け、費用は会社負担が多かったので、ケチ不思議だなと思いました。
そして「腰痛検査」というのも初めてでした。何か様式(書式)があるのか尋ねると、整形外科に様式がなければ、診断書などをもらってきてほしい…とのことでした🤔
で、実家の近くの整形外科へ行きました。
👩「今度『特養』で働くことになり、『腰痛検査』を受けてくるように言われたのですが…」
🧑⚕️「腰痛検査?何の検査をしたらいいの?」
👩「私も初めて言われたのでよくわからないのですが、今はこんな検査を受けることが多いのですか?」
🧑⚕️「いやぁ~あんまりないなぁ。1人だけ前にいたなぁ。まぁ、レントゲン検査しといたらいいかなぁ…」
👩「腰痛検査の様式ってありますか?なければ診断書をもらってくるようにと言われました」
🧑⚕️「様式はないなぁ。じゃあ、診断書を書くわ。今まで腰痛になったことはある?」
👩「まぁ、年齢が年齢なので全くない訳ではないです…」
🧑⚕️「なんで『特養』で働くの?大変やで。もしかしてアソコにできる新しいとこ?」
👩「はい。もともと介護職なんです」
🧑⚕️「あぁ、そうなん。でもアソコは『○○会』やで。知ってる?」
👩「私は住所地が大阪なので、兵庫県の法人はよく知らないのです。でもニュースのことなどは調べました」
🧑⚕️「そうやで。オレも『○○会』の病院にいたことあるけど、やめといた方がいいんちゃう?」
👩「そうなんですか?そんなに…ですか?」
🧑⚕️「そやで…。やめといた方がいいと思うで~。まぁとりあえず、レントゲン検査しとこか」
検査中も先生からは、
🧑⚕️「『○○会』か…大変やで~大丈夫?」
と、何度も言われました😅
腰椎レントゲンの結果、L4/5で椎間板腔が狭くなっていることが判明し、病名としては「腰椎椎間板症」と書かれることに…💦
👩「やっぱり腰を守るために、仕事中は『コルセット』をした方がいいですよね」
🧑⚕️「腰痛があるの?あるって書いたらあかんやろ…。『経年変化』って書いとくわ。『介護職への従事は可能』って書いとかなあかんやろ」
👩「はい、それでお願いします。ユニット型の特養で新しい施設だから、きっと腰痛予防のために『リフト』とかありますよね」
🧑⚕️「えっ?何言ってるの。『○○会』やで。『○○会』に期待なんかしてどうすんの?」
👩「え?そうなんですか?今どき『リフトなし』とかあるのかなぁ…💦」
🧑⚕️「まぁ、腰痛が出てきたらまたおいで。無理したらあかんよ」
🍀🍀🍀
面白い先生に無理やり診断書を書いてもらい無事提出。
伯母と母が過ごした「特養」では、10人のユニットの内の1部屋が「リフトが使用できる部屋」で、天井にリフトのレールが付いていました。
母は手足の拘縮が進行してから、この「リフトが使用できる部屋」へ移動し、職員さんが上手にリフトを使用されていました。
また、モモが「サ高住」でケアマネをしていた時に行った、他の新しい「特養」の見学会では、たくさんの部屋でリフトが使用できるようになっていました。
けれど…
今回入職した「特養」には、あの先生🧑⚕️の忠告通り、
リフトは1台もありませんでした💧