認知症ママとケアマネ娘の介護離職日記

ヘルパー・ケアマネ・訪問調査員の仕事を経験し、現在は2回目の2拠点(実家と自宅)生活中。認知症ママは2024年4月にお空へ旅立ち、同居中の高齢父との生活をつづります。 当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

「介護離職」について思うこと👩

こんばんは。

今年の春に認知症の母の介護を終え、現在は高齢の父との実家生活をしており、「認知症介護」からも離れてしまいました。

ブログのタイトルも合わなくなっていますが、そのまま継続しています。認知症についての記事は、最後の方に「カテゴリー分け」して残しています。

先日、当ブログへ「介護離職」についての「問い合わせ」がありましたので、今回は久々に真面目な記事を書きたいと思います😅

 

モモの家族や介護の始まりなどについては、PRESIDENTのネット記事に、ライターさんが上手にまとめてくださっています。

こちら⬇️「広告を見てから読める」など、広告が多いです💦

https://president.jp/articles/-/70003?page=1

 

🍀🍀🍀

 

今回「問い合わせ」をくださった方は、介護をする家族支援を行いたいと法人を立ち上げ、「介護離職防止」の取り組みを行われているそうです。

主な内容は2点

①どういう背景で離職に至るのか?

②どのような支援があると離職を防げるのか?

この件について、「介護離職」をしているモモの話を聞きたい…ということでした。

 

離職に至る経緯

1回目の離職は、「居宅ケアマネ」として働いていた時です。母の認知症が進行し、2人暮らしをしていた父が、手をあげてしまう事が出てきたためでした。

離職して実家(兵庫県)での同居を始め、実家の近くの「サービス付き高齢者住宅」での「ケアマネ職」へ転職しました。

 

2回目は母からのコロナ感染により、自身が入院・療養が必要になり、実家生活から自宅へ戻ることになり離職しました。

自宅療養を続けながら、母を自宅近くの特養へ入所させ、母のキーパーソンとして支援を行いました。

半年ほどの療養期間を経て、自宅のある大阪で、「訪問調査員」の仕事を始めました。

 

3回目は2年間ほど1人暮らしを続けた父が高齢になり、心身ともに独居が困難になってきたため、再度実家(兵庫県)での父との同居を始めるために離職しました。

この時、母は大阪の特養に入所していたため、実家では父と暮らし、大阪の自宅へ帰宅時には、母の面会や受診などの支援を行っていました。

生活も介護、仕事も介護という状態に疲れたことと、早めに申請すれば休みが取りやすいということで、実家近くの「工場での仕事」へ転職しました。

 

「工場での仕事」を2年間続けましたが、母が亡くなりバーンアウト(燃え尽き)状態を経て、また「介護の仕事」へ戻りたくなり、来年2月に転職予定です。

 

離職を防ぐための支援

最近、テレビで「短時間正社員」という働き方があることを知りました。これは介護や育児をする方には、嬉しい働き方だと思います。

まだ職場は少ないようですが、今から増えていくような気がします。

NHKさまのページ「週2日の正社員」⬇️

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240724/k10014520121000.html

厚労省のページもありましたが…分かりにくい💦

 

初めての介護で、他に手伝える家族もなく、遠距離で何をどうすればいいのか全くわからない…という方には、もちろん「相談窓口」が必要です。

本人が受けられる介護サービスを含め、支援する家族の仕事や生活についても、いろいろな方法があることを教えてくれる、窓口があれば助かると思います。

教えてくれるだけでなく、手伝ってくれるともっと助かると思います。有料でも、もう1人の家族として動いてくれる人があれば…と感じます。

 

「介護離職」について今の思い

ケアマネ研修などで「支援家族の介護離職を防ぐ」ということが、当然のこととして教育されてきたので、

モモはずっと、「家族の介護負担に注意し介護離職させないように…」と思って仕事をしてきました。

「それなのに自分が介護離職するとは…」と、後ろめたい気持ちも正直ありました。

 

けれど今は…

・介護をするために仕事を辞めることや、転職することは悪いことではない。

・働き方を変えることで、新しい学びや出会いもあり、心身の負担が軽減されることもある。

・介護離職をしたとしても、親の人生の終盤に、育ててもらった「恩返し」をすることで、全てが終わった時に後悔が残らない。

と思っています。

 

🍀🍀🍀

 

「介護離職を防ぐ」という言葉が、国なのか企業なのかわかりませんが、どこかの方針で「独り歩き」をしているように感じます。

「介護」には本当に「正解」はなくて、人それぞれみんな違っていいんです。それを「支える人の選択」も、正解はなくて、人それぞれでいいんです。

最終的には、支える人の「自己満足」だと思います。

自分の「できる範囲」で「できる事」をして、「後悔なく終える」ことができれば、成功だと思います😊

 

ブログ「40歳からの遠距離介護」を書かれ、本もたくさん出版されている、工藤広伸さまの記事に、同じ思いを感じました。⬇️

https://40kaigo.net/care/care-work/5964/

 

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