昨日は、認知症で短期記憶ができなくなる現実に、つぎつぎと出会いました。
いつもなのですが…😅
サービス高齢者住宅の中で、
👵「先生、私の部屋はここであってますか?」
と聞かれました。
私は「先生」ではありませんが、認知症の方で相手を「先生」と呼ぶ人は、よくおられます。
たぶん、名前が覚えられないので、みんなに使えて、言いやすいのかもしれません。
モモ「お名前が合ってるから、ここのお部屋で大丈夫ですよ」
👵「ほんとですか?よかった…。ちょっと部屋も見てください」
👵「これとこれは、私の物だと思うんです。だから、合ってますよね…」
色鉛筆やノートが置いてありました。名前も書いてあります。
モモ「合ってますよ。大丈夫ですよ」
👵「入れ歯はどこにいったかしら…」
👵「あら、ここにあったわ」
ティッシュを敷いた上に、部分入れ歯が2つ置かれていました。
👵「ほんと話(歯なし)にならないわ…ふふっ」
(ん⁉️ これはダジャレ?)
モモ「おみごと‼️ 」
👵「ふふふ…」
ダジャレや、冗談は、昔から使っているので、上手に楽しく話されます。
デイサービスでマニキュアを塗ってもらったようです。紫色にラメの入ったマニキュアです😳
モモ「きれいにマニキュアがぬってありますね」
👵「あら‼️ ほんとだ‼️ どうしたのかしら?」
しげしげと指先を見ておられます…💧
モモ「きっと、職員さんが塗ってくれたんですね。きれいですよ」
きっと、デイサービスに行ったことも、マニキュアを塗りたいと希望したことも、忘れてしまったのですね…。
別の部屋でも、じーっと窓の外を見ておられる方が…。
👵「私はどこに行ってたのかしら…」
モモ「あ、さっきまで1階のデイサービスに行かれてましたね」
👵「あの辺かしら…。どこかに行ってたんだけど、実家でもないし…」
モモ「あの辺で合ってますよ。エレベーターで上がってきたから、わからないですよね」
👵「そうなの、広いお部屋にいたような…」
モモ「合ってますよ。広いお部屋でしたよ。大丈夫、よく覚えておられますよ」
この方も爪に薄いピンクのマニキュアが…。
モモ「きれいな爪になっていますね」
👵「あらっ⁉️ いつの間に? 誰がしてくれたのかしら…」
モモ「きっと、デイサービスで塗ってもらったんですね。他の方もされていましたよ」
👵「まぁ、全然覚えてないわ…」
モモ「大丈夫ですよ。もう少ししたらご飯なので、お部屋でゆっくり休んでいてくださいね」
短期記憶が消えてしまうこと…
本人がいちばん不安だと思います。
もう少し進行すると、
自分の記憶がないことも、気にならなくなりますが、それまでの期間が、不安でいっぱいだと思います。
家に帰ると、
母「あら⁉️ いらっしゃい」
母も短期記憶がなく、毎晩寝ると、昨日の記憶が消されていくので…
モモは幽霊のように、5か月間、同居しています…😅
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